【産廃】講習会の受け方
産廃収集運搬業の申請を行う場合、必要書類に「講習会修了の写し」が含まれています。
この書類は、(公財)日本産業廃棄物処理振興 センターが実施している講習会を受講することで得られます。
今回は、この講習会について書いてみたいと思います。
1.誰が受けるか?
法人であれば、代表者や”産廃事業”を担当する役員または支店長など、その事務所の代表者が受講します。従業員やパート、アルバイトでは不適格となりますのでご注意ください。産廃事業に対して責任を負える人が受講対象です。
個人の場合は、事業主本人です。複数の店舗を運営している場合は、店舗の代表者でも大丈夫です。
産廃の講習会は、上記のように責任を負える立場の人なら受けることができますが、代表者、役員、個人事業主本人が受けるケースが多いです。
2.どうやって受けるか?
講習会は、公益財団法人 日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施しています。講習会を受ける場合は、JWセンターのHPから講習会を申し込みます。
講習会は全国で実施されているので、好きな場所で受けることができるのですが、実施回数は多くありません。早めに申し込まないと、すぐに定員に達してしまいます。
講習会の申し込みは早めに行うことを強く勧めます。
講習会の申し込みは次のURLから行えます。
いくつか種類があり、受ける許可ごとに受講するものが変わってきますので、間違えないようにご注意ください。
産廃収集運搬の許可を”新規”にとる場合は、「ア.産廃の収集・運搬課程」を受講します。産廃の許可を更新する場合は、「キ.産廃又は特管産廃の収集・運搬課程」になります。
講習会を申し込む際に顔写真が必要ですが、スマホで撮影したものが使えるので、証明写真を撮りに行く必要はありません。
3.講習会のスケジュール
現在、講習会は2種類用意されています。1つは「オンライン講義+現地試験」による方法。これは自宅や会社のパソコン等で講義を受け、指定された日時・場所にて試験を受ける方法です。もう1つは現地で講義と試験を受ける方法です。学校の授業のように、講師が直接教えてくれるので理解しやすい反面、2日間は身動きが取れなくなります。
私はオンライン方法をお勧めします。理由は、好きな時間に自身のペースで進められるからです。また、受講費用が少しだけお安いというメリットもあります。
講習会の最後にはテストがあります。これをパスしないと終了証が発行されません。
事前にテキストを読んでおくなど、準備して臨みましょう!
(2回までは再受講が可能です)
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